【ウマ娘】ファインモーションSSシリーズ「グッバイ日本」

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【ウマ娘】ファインモーションSSシリーズ「グッバイ日本」
うますたぐらむのトレーナー
アイルランドから日本に帰国…いや既に入国か…
ともかく日本に戻ってきた 愛バ ファインモーションを連れて
俺はファインモーションの元トレーナー…現アイルランド王太子配だ
色々あって拉致されて色々あって国籍変わってていつの間にか公爵になってていつの間にか格式に見合うマナーまで教えられていつの間にか結婚して王太子配になっていた
なんなら義姉となったピルサドスキー殿下が継承を拒否すれば…多分するんだが王配になる…なんなら下手すれば共同国王にさせられるかもしれない…自分でも何言ってるかわからないが…
ともかく今日から日本で一泊二日の…来日となった訳だ…俺にとっては帰国なんだが…
一応は非公式の来日で両親以外はそれを知らないということになっている…
そして同じ車に二人ほど乗っているのだが
トレセン学園時代からのウマ娘の警備隊長と男子王家用の男性警備隊員だ
話は大きく時が流れる 両親と会って感動の再開をしてから妙に格式高いホテルに泊まりそして帰り道の際の出来事…
うますたぐらむのトレーナー
あぁ…昔この辺りの蕎麦屋で蕎麦を食べたなぁとつぶやくと
「蕎麦…ですか?」と珍しく警備隊長が食いついてくる
「たまにはラーメンじゃなくてもいいかもね」とファインも珍しく同意する
「では行きましょうか 飛行機まではまだ時間もあります」と隊員も言う事で蕎麦屋に入ることにする
懐かしい 小さな町の蕎麦屋だ 間違いなくここだろう
時間は昼時を越えている 営業時間ではあるが閑散とした時間らしく他の席には数人程度がいる程度だった
だが店主は代替わりしたらしく子供の頃の人とは違った まぁ面影はあるからなんというか親子だろうか
伊達メガネやウィッグなどで軽い変装をして店に入った
まぁファインは王族で危険だ…まぁ本音は大スターウマ娘だ サインなどをねだられては色々と時間の問題があるというのが理由だ
うますたぐらむのトレーナー
メニューを開くとうどん そば それらのきつねやたぬきに力に山菜 ニシンなどが書いてある 熱と冷も選べる
だが新しく書かれたと思われるページに…「和風ラーメン…?」とファインが反応した
隊長はかけうどん 隊員はかけそばとなっていきファインは案の定和風ラーメンにした 結局ラーメンだ
俺もそばを食べたかったがこのお姫様は一緒の物を食べないと貴様~と行ってきそうなのでラーメンにしておいた
そしてみんなの麵が届き食べることになった
うますたぐらむのトレーナー
和風ラーメンは…思ったよりもすごかった
鰹と飛魚出汁の香りに昆布の優しい出汁で包み込まれそして程よい醤油感が多加水の中華麺に絡み合う
麺はつるりとしているがほんの少しだけ乱切りというか軽く縮れており口に入れた時に踊るように入り噛むともっちりとなめらかな触感だ あっさりとした和風出汁とはよく合う
半面スープへの絡みはそこまで良くはない 縮れ麺はよく絡むと言われるが実際はむしろ絡みづらいというのが流体力学だとか毛細管現象だとかがなんたらだとゴルシのトレーナーが言ってた
なのでレンゲ…いや杓子でスープを一緒に飲むのだ 杓子からスープをすすると出汁の香りが口に広がる 重畳とはこのことだろう
具は脂の少な目の叉焼にかまぼこ メンマではなく筍の水煮 あとはネギとかつお節というそばやうどんに少しだけ中華を足したような感じだった
そこに少しだけ七味唐辛子をかけるとまた和風の感じが身に染みる アイルランドに長く居たせいで忘れかけていた自身の日本人を取り戻したような感覚だ
なるほど…これはとても良い…ファインもとてもうれしそうな笑顔で食べている…
うますたぐらむのトレーナー
すると店主が話しかけてきた
「いやぁお客さん 新しいメニュー初日に食べてくれてうれしいよ」
初日ですか?と聞くと
「あぁそうさ 親父からこの店を継いで一つ作ってみたかったからね…」
「このラーメン美味しいです」
「そうか!それはうれしいよ ウマ娘さん…私はね…数年前の秋華賞をみて親父のこの店を継ぐことを決めたんだ その時に勝ったのはラーメンが好きなことで有名なファインモーションでね…」
警備隊二人がいきなりむせる…おれも口に含んでいたら絶対むせてた「うわっ!やっぱり外人さんにはすするのは難しいか?そのレンゲを使って食べておくれ!」「イエダイジョウブデス」「オカマイナク…」
「ともかく彼女の食べるラーメンを作りたい!そう思ってたんだ… そうして親父の手伝いをしつつ中華料理屋でもアルバイトをして技術を盗んできた
だが親父は言ったんだ 作るなら うどんやそばの技術を活かせ 俺が選んだ最高の出汁だ 下手に中華出汁を取り入れるより絶対に美味い それを考えたうえで麺を作れって」
うますたぐらむのトレーナー
なるほど…確かにこの出汁は確かに良い出汁だしそれに合う麺は中々のものだ…ファインを見るとにんまりと笑いながら頷いている
「私はね…いつか…食べに来てほしいんだ…あのファインモーション殿下に…」
「えぇ…あなたの夢はいずれ叶うでしょう」
「はっはっは 流石にこんな片田舎に王族の方が来るとは思えないからね でもそうだと嬉しいね」
そして俺たちは支払いを終え店を出る際に「あっ!そうだ!ちょっと服貸して?」といい手に持っていた白いスプリングコートを取られた
それを羽織り髪のマーキングを隠していたウィッグを外すと
「貴様~!私が次来る時までは店を開けていないと許さないぞ~」そう言ってファインは上機嫌で車に乗り込んだ
自分も急いで乗りこむときに店をわき目で見ると店主は「まさか…まさか…」と目を真ん丸とお口をあんぐりとという表現をそのまま引っ張り出したかのようなことになっていた
うますたぐらむのトレーナー
まぁともかくこれで来日も終了 帰国の飛行機の時間がやってきたわけで…
またあの宮殿で物理的には広々としてても精神的には狭苦しい生活が待っているんだ
それにパンだ パンとジャガイモの生活 たまにラーメン… 米くいてー…
グッバイニッポン グッバイ蕎麦屋 今度は俺も蕎麦が食べたい
うますたぐらむのトレーナー
ウワーッ!アイルランド人になってる!
うますたぐらむのトレーナー
>グッバイニッポン グッバイ蕎麦屋 今度は俺も蕎麦が食べたい
トレーナーの悩みがちょっと切実なんだけど色々面白くてダメだった
うますたぐらむのトレーナー
ラーメンレビューの文章だけレベルアップするという表現でファインのトレーナーと言う事を強調する
良いと思います
うますたぐらむのトレーナー
UKの主食は芋
うますたぐらむのトレーナー
>UK
貴様。
うますたぐらむのトレーナー
アイルランド!IRLです!UKではなく!
ÉireでもOK







うますたぐらむのトレーナー
だってアイルランドはイギリスみたいなものだし…
うますたぐらむのトレーナー
>俺もそばを食べたかったがこのお姫様は一緒の物を食べないと貴様~と行ってきそうなのでラーメンにしておいた
しっかり尻に敷かれていてだめだった
うますたぐらむのトレーナー
親父から継いだ技術と出汁も活かしてるのいいね
蕎麦のかえしを醤油ラーメンへ応用した一杯は確かラーメン発見伝の終盤にも出てたし美味しいんだろうなぁ
うますたぐらむのトレーナー
飛行機内でファインはしれっと「キミは蕎麦が食べたいって言ってたのに私に無理に合わせちゃって~」とか言う
引用元:https://www.2chan.net/
agunesu_dezital