【ウマ娘】樫本理子代理怪文書シリーズ「人は恋をすると綺麗になるという。」

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【ウマ娘】樫本理子代理怪文書シリーズ「人は恋をすると綺麗になるという。

うますたぐらむの一般トレーナー
人は恋をすると綺麗になるという。学生時代の私はホルモン分泌が促進された結果か何かと思っていたが実際はなんてことはない、人が恋をすると思いの対象に見られたいからオシャレや色んな工夫をし始める。だから結果として綺麗になるのだ。
思ってみれば当たり前のことを、私はこの年になるまで理解できなかった。それも可笑しいことに、そのきっかけが自身の変化ではなく、他人の変化からだとは。
「あとは、クールダウンしながらストレッチを欠かさずに。夏合宿に向けてのメニュー予定は先日の通りですが、あくまで予定ですので質問、提案はいつでも受け付けます。お疲れさまでした」
隔週日曜日に行われる朝から午後手前までの休日練習が、皆の号令と共に終わる。少しばかり強さを増してきた日差しに手をかざしていると、ふと近くにリトルココンがやってきていた。

うますたぐらむの一般トレーナー
「どうしました? 何か質問ですか?」
「その……」
視線を向けると、彼女は少し髪の毛を指にひと巻してから、私に向き直った。これは彼女の中に言いにくいことがあるときによくする仕草だ。
「言いにくいことなら、向こうで聞きましょうか?」
「い、いえ……その、樫本トレーナー。最近何か悩んでることとか、ありますか?」
「えっ?」
以外な相談だった。相談というより、私が心配で来たらしい。これはいけないことだと気を引き締める。トレーナーとして担当の子達を心配することはあってもあちらから心配されることはあってはならない。そうでなくてもこの虚弱体質には心配をかけているというのに。
「申し訳ありません。指導中に集中できていない所があったとしたらそれは私の……」
「いえ! 練習中は完璧でした! ただその、前にトレーナーが一人ベンチでため息を吐いているところを見かけまして」
「えっ」

うますたぐらむの一般トレーナー
思わず素っ頓狂な声が出る。記憶があっているならば、それはおそらくチームキャロットのトレーナー、彼から告白を受けた日の帰りのことだろう。見られていたのか。
もはや二人とも顔を赤くしたまま、無言でパスタを食べて会計して、車で帰る所、頭を冷やすために一人途中で歩いたのだ。
「もう少しだけ考えさせてください」
という言葉と共に。ある意味それは逃げ出したと同義で、しかし突き放しもしないという、彼の好意に悪辣なことをしてしまった。その自己嫌悪の重さに耐えきれそうもなく座り込んだベンチだった。しかもそれを引きずって此処の所避けるように顔も合わせていない。
「その、悩みごとなら私も力になれるかな……って思って……」
「あ、あぁ……そうですね……」
リトルココンのその心意気はとても嬉しいが、年が少なくとも十歳以上は離れているような男子から告白を受けましたどうすればいいでしょうか。ついでに結婚も前提にさせてしまいました。とはとても言えない。それも相手が相手だ。彼女はあのキャロットトレーナーを少しライバル視しすぎるところがある。

うますたぐらむの一般トレーナー
「いえ、その……なんというか、とても個人的な悩みでして。でも貴方の心遣いはとても嬉しく思います、話せる日がくれば必ず話しますから」
そこまで言われると彼女も追求しずらくなったのだろう、「いつでも聞きますから」とだけ言って走っていった。嘘はついてはいないが、少しだけ罪悪感で胸が痛む。
やがて自身もコースを離れると途中のウッドチップコースの所で同じようにウマ娘たちの号令が聞こえて、ウマ娘たちが私を追い抜いて走っていった。顔に見覚えがある、チームキャロットの面々だ。
いまやキャロットも臨時の対抗チームではなくなり、チームレース用の有名所として数多くのウマ娘が所属している。
「ね、トレーナー凄いイメチェンじゃない? あんなイケてたっけ!」
「前はすっごい地味って感じだったのにね。やっばい」
ふと、足跡と共にそんな会話が通り過ぎていった。はて?という疑問と共に不味い、という感情が上乗せしてやってくる。チームキャロットがいるということは当然、そのトレーナーもいるというのに。

うますたぐらむの一般トレーナー
「樫本さん!」
遅かった。油を数年ほど差していないロボットのように震えながら後ろを向くと、そこに走ってきたのは汗をかいて息を切らしている彼がいた。いや、これは彼なのだろうか?
と、思ったのも姿装いが数日前とはまるで違うからだ。スーツとネクタイという普通な、それこそ彼女たちが言っていたように地味めだった格好から一転してシャツとシャージャケットをモチーフにした上着に変わって、髪もかきあげて固められている。
オシャレになっていると言えばいいのだろうか、この変わりようには私も少しだけ無言になって彼を上から下まで見てしまっていた。
「よかった、行ってしまうんじゃないかと思って」
「すいません気づくのが遅れて……その恰好は?」
私がそういうと彼は照れ臭そうに髪をかいた。その仕草も前とは違う、なんだか今まで雛だったものがいきなり白鳥やら鷹やらになったのを見たような気分だ。

うますたぐらむの一般トレーナー
「その、先輩方からアドバイスと徹底指導を依頼して、イメージチェンジをしてみたというか……どうですか?」
「成功と言っていいでしょう。しかしいきなりどうして」
すると、彼は最初は笑っていたが、すぐにしどろもどろになって顔を赤くした。こういう所はチェンジはしていないようだ。
「いや、あの、その……先日はすいませんでした。いきなりその、あんなことを……というかあの後も……とんでもないことを口走って。樫本さんの気持ちを考えていませんでした、困らせてしまいましたよね。避けられるのも当然です」
「い、いえそんなことは……その、大変驚きましたが……」
ということは、彼はこの数日間で考え直したのだろうか、冷静になる時間は沢山あったはずだ。それなら結構なことだ。しかし、何故だろうかどうにも心に冬の寒風が吹いたように感じるのは。こちらから説得したというのに。
「俺、考えたんです。あんな話を勢い任せで言うのは女性に失礼じゃないかって……もっと、こう、ちゃんとしないとって思って、その……素敵な場所でもう一度って……」
うん? 何か風向きが怪しくなってきた。

うますたぐらむの一般トレーナー
私の眼を合わせる彼の眼は失意というよりは熱意に燃えている。なんだか不味い気がする、このままだと危なくなるような、主に私の情緒が。
「ちゃんと自分だけじゃなくて、樫本さんからもす、好きになってもらわなきゃって! それでまずは自分を磨こうと、その、あの……」
あぁ、そうかこの子はこういう子だった。忘れていたわけじゃないが、改めて正面から体当たりされたような気分だ。太陽からの熱が全く気にならないくらい顔が熱くなっているのが自分でも分かった。
純心な青年が自分に恋をしてくれているという交じりっ気のないな感情が私の脳内を焼け焦がそうとしてくる。こういう子にはちゃんと「お断りします」と真正面から言うしか諦めないのだ。でもその選択肢が、どうにも脳から発信されそうにない。
「……どうでしょうか、その……樫本さんの、好みですか?」
ダメだ、ダメだ、ダメだ。貴方は一体何なのだ。こんな年上の女を喜ばせて、何がしたいのだ。
あぁだけど、しかし、その照れながら笑う姿のなんと綺麗なことか。

うますたぐらむの一般トレーナー
年下からガンガン攻められてふにゃふにゃになる理子ちゃんの続きの続きの続きですご査収ください

うますたぐらむの一般トレーナー
ありがたい…

うますたぐらむの一般トレーナー
抱けーッ!

うますたぐらむの一般トレーナー
なんかさぁ!これ見てからじゃないと眠れなくなってるんだよ!どうしてくれんだよ続き早く!!

うますたぐらむの一般トレーナー
うるせえ喜んでる場合かさっさと悦ばされろ

うますたぐらむの一般トレーナー
ふにゃふにゃになる代理からしかとれない栄養素がある

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うますたぐらむの一般トレーナー
はよ抱けーっ!

うますたぐらむの一般トレーナー
純粋な気ぶりの感情しか湧いてこない

うますたぐらむの一般トレーナー
トレーナーの方もベタ惚れで純粋いい子だから安心して気ぶれる

うますたぐらむの一般トレーナー
どんどん理子ちゃんも陥落してきていいぞ…そのまま旅館で手違いで同じ部屋に泊まれ…

うますたぐらむの一般トレーナー
シャージャケットってなんじゃろ?と思ってググったけどこれ前はフリースとかジャンパーとか呼ばれてなかった…?

うますたぐらむの一般トレーナー
>シャージャケットってなんじゃろ?と思ってググったけどこれ前はフリースとかジャンパーとか呼ばれてなかった…?
これ〇〇じゃね…ってなるのはファッションの常だ
名前だけ変えて新鮮あじ出すんだ

うますたぐらむの一般トレーナー
ファッションの世界は又聞きだけどマルゼンさんのプロデューサー巻が一周回って流行ってまた時代遅れになってるらしいからな…

うますたぐらむの一般トレーナー
査収しましたが返礼はどこにすれば…

うますたぐらむの一般トレーナー
オラっ!みんなに好評なイメチェンが実は全部自分に喜んでもらうためにやったと判明した時の気分はどうだ!

引用元:https://www.2chan.net/

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最終更新.5月12日 3ヶ月に一回は更新したい

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