【ウマ娘】マヤノトップガン怪文書シリーズ「わかっちゃった…目覚まし時計の真実…」

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【ウマ娘】マヤノトップガン怪文書シリーズ「わかっちゃった…目覚まし時計の真実…」

うますたぐらむの一般トレーナー
マヤノトップガンのトレーナーが部屋でデータをまとめていると、扉を叩くものがある。扉を開いてみると、そこにはマヤノトップガンがいた。
「やあマヤノトップガン、どうしたのかな?」
「トレーナーちゃん、話があるの。とてもとても大事なことで、私とトレーナーのこれからに関わる、そんな話が」
「ほう、大事な話。とりあえず入りたまえ。椅子と、それからお茶でも出そう。お菓子はないがね」
マヤノトップガンとそのトレーナーは、椅子に座って向き合った。トレーナーが話し出す。
「なんだい、『大事なこと』ってのは。私達のこれからに関わるってことは、もしや怪我でも?」
「ううん、そんなことじゃない。私のことというよりも、むしろ他の子のこと」
「どういうわけだい、マヤに関わることで、マヤのことじゃないってのは」
マヤノトップガンは、緊張して黙っていた。トレーナーは、マヤノトップガンが話し始めるのを待っていた。十数秒してから、マヤノトップガンは、制服のポケットから、折り畳まれた紙を取り出した。

うますたぐらむの一般トレーナー
「トレーナーちゃん、これが何か分かる?」
「さあ、さっぱりだな」
「じゃあ、この中身は?」
マヤノトップガンは紙を開いて、そこに書いてあることを読み上げ始めた。
「『43回目 クラシック級10月後半 レースに出走 菊花賞 調子:好調→絶好調 一度目は運悪くモブロックにより13着、目覚まし時計を使用し好調から絶好調、1着になる モブロックはいつだって恐ろしいものだ』」
それを聞いていたトレーナーの顔は、強い衝撃をうかがわせた。
「なぜそれを」
「この前のトレーニングの帰りに落としたんだよ。私、このメモの中身が変に気になったの。冗談にしては、トレーナーちゃんが落としたってわからなければ意味ないし、誰が拾うかわからない。もしかすると適当な相手に拾わせるのが目的かもしれないけれど、トレーナーちゃんがこんなしょうもないイタズラなんかすると思えない。それで、あなたの部屋に忍び込んで、資料をいくらか漁ったの。この前私寝不足だったでしょ?あれゲームしてたんじゃなくて、こっそり窓から抜け出して、トレーナー室にいたの」

うますたぐらむの一般トレーナー
「それで、何か面白いものでも見つかったかい?」
「全然笑えないものが見つかったよ。いくつかの資料の中に、レースについて『やり直した』ときのことが書いてあったの。凄い数だったよ。トレーナーちゃん、何度も敗北を夢だったことにしてる。不思議な目覚まし時計を使ってね。それで書いてあった所に行ったら、時計がたくさん。試しに資料にあった通りに使ってみたら、目が覚めて、その日の朝」
「…君の言っていることは正解だ、私は何度かやり直している。おととい時計の数を確認しに行ったら、ほとんど壊されてたが、それも君が?」
「そうだよ」
「何故だ。勝ちたいんじゃあないのか?」
「勝ちたいよ!でも結果は結果!私は敗北してるけど、他の子には勝利も喜びもある!努力だってしてきたはず、その末の勝利と喜び!それをなかったことにするなんて、そんなのズルだし、勝利への侮辱だよ!」
二人の間に沈黙が流れたが、トレーナーは真っ直ぐな目でマヤノトップガンを見て言った。

うますたぐらむの一般トレーナー
「まず、訂正をさせてもらう。勝つためにルールで禁止されていないことをやるのはズルじゃなく努力だ。それに勝利への侮辱と言ったが、勝利のため全力を尽くすことは、きわめて誠実じゃあないか?」
「…やり直して勝つなんて、勝ちじゃないよ。これまでの私の勝利だって、もしかすると、ほんとは負けてたのかもしれない。とにかく、私はもう走れない。力がないとかじゃない。これからもあなたが誰かの勝利をなかったことにするかもしれない。勝利を勝利と確信できない。そんな状態で走れるわけないよ。」
「待ってくれ、わからないのか、今回はとてもうまくいっているんだ、史上最高かもしれない、ここで、終わらせないでくれ、どうか、どうか」
「変わらないよ、私の考えは」

うますたぐらむの一般トレーナー
「…そうか、最後の一つだったがッ!」
トレーナーは上着の内側に手を突っ込んだが、そこにマヤノトップガンの蹴りが飛んだ。
「やらせないよ。朝に戻って、証拠を隠すつもりでしょ。もうこれ以上やらせない。」
「お見通しか。時計が…。君には勝っていてほしかったんだが。」
「なにいったってもうダメだよ」
「ああ、ダメなのか、悔しいなあ、敗北ってのもこんな感情なんだろうなあ」
「もう黙っててよ。書類出してくるから」
マヤノトップガンは部屋から出ていった。トレーナーは椅子に座って、悔しそうに、涙を浮かべ呟いた。

うますたぐらむの一般トレーナー
「悔しいなあ…今回は『あきらめる』しかないか…」

うますたぐらむの一般トレーナー
こういう話が読みたい

うますたぐらむの一般トレーナー
オチがいい

うますたぐらむの一般トレーナー
人生か周回かやりなおしか
どれをあきらめるか選ぼう

うますたぐらむの一般トレーナー
>どれをあきらめるか選ぼう
人生の話で「今回はあきらめる」って言うと凄いラスボスっぽいな…

うますたぐらむの一般トレーナー
大人を無礼るなよ

うますたぐらむの一般トレーナー
プレイヤーからすればモブはモブに違いないだろうけど一人一人人生があるウマ娘をモブ呼ばわりってこの世界の民度どうなってんの

うますたぐらむの一般トレーナー
>プレイヤーからすればモブはモブに違いないだろうけど一人一人人生があるウマ娘をモブ呼ばわりってこの世界の民度どうなってんの
公式じゃないのモブロックって

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うますたぐらむの一般トレーナー
>プレイヤーからすればモブはモブに違いないだろうけど一人一人人生があるウマ娘をモブ呼ばわりってこの世界の民度どうなってんの
番号でしか呼ばれないようなのはあの世界でもモブでしょ

うますたぐらむの一般トレーナー
>プレイヤーからすればモブはモブに違いないだろうけど一人一人人生があるウマ娘をモブ呼ばわりってこの世界の民度どうなってんの
書いた人からするとプレイヤー=トレーナーのつもりです
しかしこのトレーナーを完全にウマ娘世界の人物だと考えると
すげえクソ野郎ですね

うますたぐらむの一般トレーナー
逆にそれくらい傲慢な人の話も読みたいよ

うますたぐらむの一般トレーナー
>逆にそれくらい傲慢な人の話も読みたいよ
何か書けそうな気もしますが
不快感をいかにして削るかというところが問題となりますね
ラスボスっぽさを強くし続ければいけるか…?

うますたぐらむの一般トレーナー
バレたのは今回が初めてなのか

うますたぐらむの一般トレーナー
目覚まし時計を使っているのは自分だけだと思っていたのか?
みたいなのが出てきて収拾がつかなくなるやつ

うますたぐらむの一般トレーナー
>目覚まし時計を使っているのは自分だけだと思っていたのか?
>みたいなのが出てきて収拾がつかなくなるやつ
読んでみたい…

うますたぐらむの一般トレーナー
本当に目覚ましは時間を戻しているのか
もしかしたらよく似た並行世界に自分の記憶を飛ばしているだけかもしれない
もし目覚ましの数だけ世界が作られているのなら捨てられた世界は…?

うますたぐらむの一般トレーナー
そう…あなたも誰かに「目覚まし時計」を使われているのかも…

引用元:https://www.2chan.net/

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