ゴールドシップが耳当てをつけているのは何故?勝負服の元ネタを解説!

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ゴールドシップが耳当てをつけているのは何故?勝負服の元ネタを解説!
ウマ娘の中でも一際異彩を放つ存在のゴールドシップ
そのキャラクターも去ることながら、デザインにおいても他のウマ娘とは違う一面があります。
それは、ゴールドシップだけが何故かヒトの耳に位置する部分に耳当てのようなものをつけているということ。


ゴルシさんが謎につけている耳当て・・・。そして真っ赤な勝負服。私、気になります!
この記事ではゴールドシップの耳当ての謎や勝負服の元ネタについて紹介します!
競走馬の矯正器具『ブリンカー』

『ブリンカー』という矯正器具をご存知でしょうか?
上記画像にある、目を覆うような半球型の器具を『ブリンカー』といい、
・視界の一部を遮ることで、周囲を気にせずレースに集中することができる。
といった効果があります。

わざと視界を狭めることで、逆に前方のみに集中できるようにしているんですね!
それもそのはず。
ウマという動物の視野はなんと350度にも及びます。

草食動物が外敵から身を守るために発達した機能ですが、馬がレースに集中して挑めるようにするためには、このような矯正器具を用いて視覚や聴覚を制限する必要があるというわけです。
ちなみに、ウマの顔全体を覆っている布は『メンコ』という矯正器具であり、ブリンカーとセットで使われます。
ゴルシも愛用『ブリンカー』
「気性難」「破天荒」「気分屋」など冠する異名は数知れずのゴールドシップもまた、その性格の気難しさゆえ、矯正器具を装着してレースに出走することの多い馬でした。

そんなゴールドシップが装着していたブリンカーがどことなく『耳当て』に見えることが元ネタとなり、ウマ娘のゴールドシップは耳当てをつけたデザインになっているのではないかと思います。

言われてみれば、耳当てをつけてるように見えるかも・・・?
耳当ての中の秘密

この部分は閑話休題です。興味のない方は読み飛ばしてください!
ゴールドシップの耳当ての謎はわかりましたが、耳当てをつけているということは、人間と同じような耳がついているということなのか気になりますよね。
しかしながら、ウマ娘に登場するキャラクターはどのキャラクターもヒトの耳に相当する位置を髪や装飾物で隠すデザインになっているため、ウマ耳とヒト耳の両方をもっているのかその真相は未だわかっていません。
デザインの都合上、ウマ耳と合わせて4つの耳があるというのはやはり違和感がありますし、逆に通常の人間の顔に耳がないように見えるデザインにすると欠損のように感じられてしまうためにこのようなデザインになっているものと思われます。

馬を擬人化する上で耳をどうするか問題・・・。

ゴルシだったら耳当ての中に普通に耳がついてても驚かないかも・・・。
勝負服の元ネタ

他にもゴールドシップの勝負服のデザインの特徴といえば、独特の帽子を被っていることが挙げられます
これは、セーラーハット(水兵帽子)という水兵が着用する帽子が元ネタになったと考えられます。


どうしてゴルシさんが水兵の帽子をつけているんでしょうか?

それは史実のゴールドシップが『黄金の不沈艦』と呼ばれていたからです!
史実のゴールドシップは、その計り知れないスタミナと強さから馬名になぞらえて『黄金の不沈艦』と競馬ファン達から呼ばれていました。
ゴールドシップが水兵帽子を被っているのは、不沈艦(沈まない船)から海兵隊 を連想され、海兵隊の服装をモチーフにしたデザインになっているからであると考えられます。
また、ゴールドシップの服装についても軍手やブーツなどが、海兵隊が着用するセーラー服を思わせるデザインであることからも、勝負服の元ネタと海兵隊の服装に関わりがあることが伺えます。

【セーラー服】
セーラー服は、セーラーカラーと呼ばれる独特の形状をした大きな襟が特徴のトップス。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界中で海軍の軍服として使用され続けている他、19世紀後半から20世紀初頭にかけて子供服や女性のファッションとして世界的に流行した。また、その頃日本でも導入され、現在の海上自衛隊においても使用され続けている。

不沈艦→海兵隊を思わせる勝負服のデザインになったんですね!
赤いリボンの元ネタ

ゴールドシップがつけているこのチャーミングな赤いリボンにも実は元ネタがあることをご存知でしょうか?
史実のゴールドシップも尻尾部分に赤いリボンをつけていたのですが、この可愛らしいリボンは「 この馬は人間や他の馬のことを蹴る危険な馬ですよ」ということを示す目印として使われていました。

ゴールドシップは気性難であったことが有名なように、蹴りグセがあったり、騎手を振り落としたりとウマ娘のキャラクター以上に実馬はやりたい放題な性格でした。
この馬は危険であるということを示し、後ろ足で蹴られることを防ぐためにこのような赤いリボンをつけていたということです。

可愛いリボンですがその意味は「危険注意!」なんですね
ゴルシフル装備だったのほんとw pic.twitter.com/YuXCxItsgR
— ばけつへっど (@bbucketbbucket) April 18, 2021
ゴールドシップは現役時代あまりに蹴りぐせが酷いからという理由で赤いリボンをつけられてたみたいなんだけど、ウマ娘のゴルシの両足につけられたこの赤いリボンってもしかしてそういう意味なんじゃ…#ウマ娘 pic.twitter.com/qzFVihneV2
— ターベル (@tarbel1) April 16, 2021
・ゴールドシップの耳当ての元ネタは矯正馬具の『ブリンカー』
・勝負服のモチーフは海兵隊の着る『セーラー服』や『水兵帽子』
・赤いリボンは『蹴りグセ』を示す目印だった
agunesu_dezital