一番エグい史実ネタ?アイネスフウジンの牛丼回はどうして不謹慎って言われてるの?

一番エグい史実ネタ?アイネスフウジンの牛丼回はどうして不謹慎って言われてるの?

うまよん 牛丼回 アイネスフウジン
アニメ「うまよん」6話の「お嬢様たちの優雅なランチ」より

うまよん!キングさんが意地でキング牛丼を平らげるシーンが印象的です!

一見するとウマ娘の日常を描いたほのぼの回なのですが・・・。

アニメ「うまよん」6話の「お嬢様たちの優雅なランチ」

この回は、アイネスフウジンはガイド役となって、お嬢様ウマ娘達がはじめての牛丼屋に挑戦するという内容なのですが、
これがアイネスフウジンの馬主の方が首吊り心中したことを示唆しているのではないかと言われています。

アプリリリース以前でウマ娘が爆発的人気になる前の出来事だったので、
そこまで大きな話題になりませんでしたが、そのような意図でアイネスフウジンを登場させたと思って見てしまうとほのぼの一コマのうまよんなのに全く笑えないシーンになってしまいますね。

この記事では、アイネスフウジンの馬主と牛丼の関係性や武豊騎手はじめての牛丼など「うまよん」牛丼回の元ネタについて解説します。

最後の晩餐は牛丼

アイネスフウジンの馬主、小林正明氏は、
自動車用品を取り扱う会社経営者でしたが、会社の資金繰りに苦しみ
1998年2月に東京都内ホテルで同じく自動車関連企業の社長2名とともに自殺が原因で亡くなっています。

そのホテルに残されていたのは、牛丼缶ビールであり、

週刊新潮の記事「最後の晩餐は牛丼で 『社長三人』首吊り心中のなぜ」では、

現場近くの牛丼屋にきちっとした身なりの客が現れ「その場違いなお客さんが、深刻そうな雰囲気を漂わせて、牛丼の“並”の札を持ってカウンターにみえたんですよ。私は、“こんな重役のような方が、並を召し上るんだ”と不思議におもったものです」

https://bunshun.jp/articles/-/7471?page=2

という牛丼屋の従業員の証言が載っています。

最後の晩餐が牛丼だったことから、うまよん6話は馬主の自殺を思わせる内容のため不謹慎と言われているんですね。

わずか3年でダービー馬のオーナーに

アイネスフウジンが日本ダービーを優勝した1990年はまさにバブル絶頂期であり、当時の日本競馬場の観客数は約20万人にも及び、
その観客数は日本記録にもなるほどの盛り上がりでした。

【日本ダービー】

・『ダービーは最も運の良い馬が勝つ』という格言が当時あった。

・これは昔のダービーのフルゲートが多頭数で、大外枠ならその時点で負けと言われることや他の馬に邪魔されない運が必要だったからである。

1992年以降ダービーの出走頭数は18頭ですが、
それ以前は出走頭数が20頭以上だった
(多い時は30頭にも及んだ)ことから、
『ダービーは最も運の良い馬が勝つ』という格言が生まれるほど、
当時、日本ダービーで勝つことは難しいことでした。

さらに馬主になってからわずか3年で、
ダービーを制することになった小林正明氏は、
「こんなに早くダービーを勝つという幸運があっていいのか、怖さを感じています」
と語っており、

まさにトントン拍子に成功した「バブルの王様」だったと言えます。

バブル崩壊による経営不振やアイネスフウジン以降の馬が不発だったことから借金に追われる身になったそうです。

世の中って恐いね・・・。

武豊(48)はじめての吉野家

炎の体育会TV

「うまよん」牛丼回を思わせる元ネタの一つに

武豊騎手やルメール騎手らが登場したTBSバラエティ番組『炎の体育会TV』
にて放送された企画の一つに『武豊(48)はじめてのよしのや』というものがあります。

同番組では、武豊率いる最強ジョッキー軍vs体育会TVレギュラー陣という形で、
様々なゲームで対戦し、勝利したジョッキー軍がご褒美として

武豊騎手が人生で一度も行ったことのない『牛丼の吉野家』に行くというワンシーンが放送されました。

はじめての吉野家ということで、店の自動ドアのボタンに気づかなかったり、
メニューを見ても注文の仕方がわからなかったりと意外な一面を見せた武豊騎手。

その内容が、お嬢様ウマ娘達が牛丼屋のシステムがわからず、
てんやわんやしているといった「うまよん」の内容とかなり似ていたために

うまよんの牛丼回の元ネタは、
番組で見せた武豊騎手の姿なのではないかとも言われています。

番組の内容がかなり合致していることに加え
武豊騎手がウマ娘のアニメやCMに登場しその制作にも関わっていたことなども理由の一つと言えますね!

アイネスフウジンを登場させた意図について

登場キャラクターのうち牛丼屋のシステムを知らないという設定から
お嬢様キャラ3人はわかりますが、

案内役として登場したのがアイネスフウジンなのは
やはり暗に馬主の過去を仄めかしているのではと思ってしまいます。

アイネスフウジンは、家計が苦しいためにアルバイトを掛け持ちしたり、
スーパーをはしごして特売品を買っていたりと庶民派筆頭のようなキャラクターなので
お嬢様キャラとの対比としてぴったりですが、
代役は十分他にも立てられるのによりにもよってアイネスフウジン?という印象です。

ウマ娘は、可愛らしい世界観で登場する競走馬はどれもレジェンド級ですが、
細かい部分で競馬界の語られない深い部分に触れているなと感じます。

ウマ娘のブラックな小ネタとしてマチカネフクキタルが両耳に耳飾りをつけている理由についても解説しています。

新着記事

コラム

12話まで見切ったアニメ作品をただただ紹介するコラム

この作品が面白かったからお勧めしたい!みたいに差し出がましい感じにはしたくないのでそんな作品あるんだ~くらいの流し見で読んでいただけると幸いです!

※ネタバレを含みます

灰と幻想のグリムガル

凝った設定長いタイトルで差別化を図る最近の異世界転生モノに飽き飽きしてる人に見てほしい

内容は本当にシンプルで王道の異世界転生モノだが、超がつくほどリアリティのある過酷な世界観で主人公達は異世界で生き抜くことの厳しさに直面する。

この手の作品によくある“主人公がゲームシステムに文句を言うメタ的発言”みたいなおふざけ要素が無いので、本当の意味でRPGの世界に入ってしまったような没入感がある。

なんとこの作品、最弱の敵”ゴブリン”を倒すのに6話かかります。しかもその道中で仲間が死にます。

アニメは1期のみでラノベ小説が原作になります(まだ連載中)。アニメが2016年なので2期はもう無いでしょう。”このすば”と同じクールだったのに埋もれちゃったのがとても残念です

U-NEXTDアニメストアで現在は配信中です。昔ネトフリで見た記憶がありますが今は無いみたいですね

平穏世代の章駄天達

タイトルのポップなフォントや色合いゆるめの絵柄からは想像し得ないようなしっかりした性的描写が多くて驚いた

1話を見て面白そうだからといって知り合いに勧めると気まずくなるやつで色々と攻めた表現が多いです

韋駄天(一応人間サイド)と魔族が世界を懸けて戦うのだが、パワーバランスは圧倒的に韋駄天陣営の方が強く、武力では叶わない魔族が知恵を絞って策を練り韋駄天に対抗するという知的な駆け引きとそれを超越しねじ伏せる韋駄天の戦闘シーン、とどちらの陣営にも魅力があります。

身体能力は低いが人一倍観察力の鋭い魔族の”ミク”が結局最後まで韋駄天側と張り合っていたのが個人的には好きだった

また韋駄天側は声優陣もバチバチの大御所で固めてきているのでその点含めて韋駄天サイドの強さは揺るぎなかった

Prime Videoで現在配信中です

最終更新.5月12日 3ヶ月に一回は更新したい

ウマ娘まとめランキング人気記事

元ネタ/用語解説